【歴史資料を探す】
◆政府・自治体・外務省・軍などの公文書や関連史料を探す
・アジア歴史資料センター
国の機関が所蔵・公開する歴史資料から、日本とアジア近隣諸国などの歴史に関する資料をweb上で閲覧することができます。
国立公文書館が所蔵・公開する歴史資料をweb上で閲覧することができます。
東京都公文書館が所蔵する江戸明治期史料、公文書、地図、視聴覚資料などを公開しています。2020年4月から公開した新しいデータベースです。
宮内庁書陵部が所蔵する様々な資料の目録とデジタル画像を検索・閲覧することができます。図書寮文庫・宮内公文書館・陵墓課の所蔵する資料を横断検索できます。古代~現在の皇室関連資料を探す際に活用しましょう。
外務省が編纂する『日本外交文書のデジタル画像および目次情報を閲覧できます。現在閲覧できるコンテンツはご利用案内を確認して下さい。
防衛庁防衛研修所(現在の防衛省防衛研究所)が編纂し朝雲新聞社から刊行された『戦史叢書』を検索し、電子データを閲覧すると共に防衛研究所で管理する戦史史料のデジタルデータも見ることができます。
台湾の國史館臺灣文獻館が所蔵する台湾総督府文書などをデジタルで閲覧できます。ただし、部分的に公開されていない史料もあり、閲覧したい場合には個人情報を登録して申請する必要があります。
アジア経済研究所図書館が所蔵する資料の中から、戦前・戦中の日本が外地に設置した機関の発行する雑誌や書籍など関係資料を閲覧できます。
國學院大學が行った研究プロジェクトの成果を紹介するページです。このプロジェクトでは戦没者の慰霊・追悼について、祭祀や霊魂観の形成と変容を中心に分析し研究成果をHPや論文集として発表しています。研究資料のリンクからデジタル化された資料や慰霊碑のデータなどを閲覧できます。
日本帝国の勢力範囲に建設された海外神社とその跡地に関する写真や現況写真、図面、地図などを閲覧できるデータベースです。かつて神社があった場所の現在の様子を把握できるほか、CGで再現された動画も見られます。
戦争に関わる記念物である築造物(公園・墓地・平和祈念館・戦争博物館・収容所跡)、建造物(慰霊堂・忠魂堂・忠霊殿)、記念碑(戦争記念碑・平和祈念碑・忠魂碑・慰霊碑・忠霊塔・銅像・墓碑)など「戦争記念物」の情報をアーカイブにしています。中京大学の社会科学研究所のプロジェクトが公開。
国立公文書館の所蔵資料と外部機関の資料を横断検索することができる便利なデータベースです。広範囲に資料を一挙に検索できるので活用して下さい。
◆戦前期の議会記録を探す
・帝国議会会議録検索システム
戦前期の議会回次、発言者、院名(貴衆両院)、検索語(目次・索引:議案名)から検索でき、表示された史料はPDFファイルでダウンロードできます。
◆戦後の議会記録を探す
第1回国会(昭和22年5月)以降の本会議・委員会の会議録を閲覧できます。表示された史料はPDFファイルでダウンロードできます。
◆条約の条文や法令、GHQ指令を探す
東京大学の田中明彦先生が代表を務め、公開しているデータベース「世界と日本」の中に、戦前期の外交文書(条約)のデータベースが収録されています。膨大な数の条約条文が活字化され、年代順に探すことができます。
慶応3年10月(大政奉還)~明治19年2月の公文式施行までに制定された法令の制定・改廃経過等を検索することができます。
明治19年2月の公文式施行以後に出された法令、帝国議会~国会に提出された法案の検索ができます。
日本のポツダム宣言受諾後、連合国最高司令官(Supreme Commander for the Allied Powers, SCAP)が日本政府宛に発した指令(SCAPIN)を検索できます。
◆政治家や外交官、軍人などの個人文書や履歴を探す
・国立国会図書館憲政資料室
所蔵史料は憲政資料、日本占領関係資料、日系移民関係資料に大別される。
〈憲政資料室の資料の調べ方〉
「憲政資料旧蔵者50音順索引」から資料を探す。資料群(関係文書など)ごとに目録が作成されている。PDFで公開されている目録もあるが、公開されていないものは憲政資料室の棚にある冊子を確認し、閲覧請求します。
社会的な地位のある人の履歴や職業などを掲載する『人事興信録』の中から、大正4年版と昭和3年版を検索できます。
◆出版社や書籍・社史を調べたい
明治前期の新聞・雑誌等に掲載された出版物の広告のデータベースです。「東京日日新聞」「絵入自由新聞」「東京絵入新聞」等の新聞、「出版書目月報」「出版月評」等の出版書目雑誌類から検索できます。
渋沢栄一が関係した会社を中心に、各会社の社史の内容を、目次・索引・年表・資料編から検索できます。
◆社会問題・災害や戦災・交通・建築について調べたい
労働問題・社会問題に関する様々な資料を所蔵する研究所です。データベース画面で分野ごとに文献・資料を検索し、デジタル閲覧することができます。
東京都が運営する東京都復興記念館の収蔵品を検索できます。関東大震災及び東京大空襲に関連する資料をキーワード検索すると、諸情報と画像が表示されます。
東京の交通博物館・大阪の交通科学博物館(現在は共に閉館)が所蔵していた交通(鉄道・船舶・航空機・車など)の資料を保存する交通資料調査センターのデジタルアーカイブ。キーワード検索や種別検索などで資料を探すことができます。クラウドファンディングによって整備されたアーカイブです。
日本建築学会が運営する建築関係史料のデータベースです。部分公開の史料や今後公開予定のものもあります。伊東忠太関係史料が充実しており、近代日本の建築史の一端を一次史料からたどることができます。
◆近代に出版された書籍を探す
国立国会図書館が収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できます。
*「図書館送信資料」は自宅PCから閲覧することができません。大学図書館1階カウンターの専用端末から利用して下さい。
◆映画について調べたい・むかしの音、音楽、声を聴く
国立映画アーカイブが所蔵するフィルムや図書を検索できます。また同サイトでは現存する日本最古の映画のフィルム画像をはじめ、様々な資料をデジタル化して公開しています。
日本でアニメーションが誕生した1917年から100年目に当たる2017年を記念して開設されました。東京国立近代美術館フィルムセンター(現 国立映画アーカイブ)が所蔵するフィルムから、1917年から1942年にかけて制作された64本が公開されています。
国立国会図書館が運営する音源データベース。1900年から1950年代にかけて日本国内で製造されたレコード音源を聴くことができます。
NHKの戦争証言アーカイブスの中で公開されている戦時中の様々な音源データです。太平洋戦争開戦を伝えるニュースや演説など、戦時下の様相を伝える貴重な記録です。
国際日本文化研究センターが所蔵する9,998枚の浪曲SPレコードの盤面画像と音源を中心に、明治30年代から昭和30年代までに出版された浪曲SPレコードと浪曲関係資料を検索できる。
JASRACが提供する音楽作品のデータベースです。著作権の所在を検索することを主な目的としたデータベースですが、楽曲の著作者などを調べる上では大変有用です。「れきおん」などと組み合わせて使うといいと思います。
◆古典籍を探す
早稲田大学図書館が所蔵する古典籍を、書誌情報と関連研究資料、全文の画像で見ることができます。近代以前の史料がほとんどですが、大隈重信関係資料をはじめ近代の憲政関係史料、近代に出版された書籍もデータ化されています。
多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を進めるプロジェクトです。1人1人の取り組みが歴史学研究の発展につながります。積極的に参加しましょう。